ハウスメーカーが持てるノウハウの粋を集めてつくる高級邸宅
少子高齢化が進む中、日本における住宅着工件数は減少傾向にあります。ところが一方で富裕層による住宅市場は堅調で、億ションや邸宅という高級物件の需要は活発のようです。
そんな各社特別ブランドのコンセプトやこだわりについて詳しく知ることが出来るのが、本物を知る住宅サイト“Klass Design”です。デザイナーや建築家が熱く語るメッセージを、どうかお受け取りください。
「本物」を語り合える、Klass Dessignの参加ブランド
邪魔なものはすべて消していくことで見えてくる、美しさの本質
これまで阪本氏が手掛けた中でも、とりわけI邸は、そのポリシーがよく表れている邸宅と言えよう。立派な庭木がある住まいの表情はそのままに、新しく建て替えるオーナー様の家と、お父様がお住まいの母屋から、春には美しい花を咲かせる枝垂桜や木の松、雪柳をずっと変わらぬ姿で愛で続けられるように設計した。一方、空間プランにおいては、たとえばリビングにいても、まるで庭の中にいるような感覚になれる設計を心掛けたという。「そのためには、窓を窓だと意識させないことが重要。I邸では、サッシを設えるうえで框を柱や床、天井に隠す工夫を施しています。そのことで窓という存在感をなくすことに成功しているのです」
永く愛される美しいキッチンを
「決してチープにはならず、ゴージャスになりすぎない、空間にしっくりと馴染む美しいキッチンをご提案していきます」。またCUCINAはオーナーの言われるままに仕上げることはしないという。たとえばシンク周りの天板に大理石を用いたいと希望しても、「大理石には、細かな気泡のような目があります。そこに水が浸透することで数年後には必ず腐食するのです。CUCINAのキッチンは、“長く使っていただく”こと、“愛着を深めていただく”ことを大切にしていますから、そういった経年リスクをご説明したうえで違う素材をご提案していきます」。
このような強いポリシーが、本物を求める方々の感性に響くのだろう。