中国人旅行客の消費は世界一

 胡潤百富が発表した「中国豪華旅行市場白書」によると、昨年中国人が旅行中に消費した額が2年続けて世界第一位となることが分かった。

 中国旅行者は、2011年旅行者消費量で全体の20%を占めた。第2位はロシア、続いて日本、インドネシア、アメリカと続く。中国人旅行客の平均買い物価格は1回あたり、813ユーロ(約8万円)。前の年に比べて82ユーロ(約8000円)、前々年に比べて284ユーロ(約2万8000円)増加した。また2011年の中国旅行客消費額は2010年に比べて59%増加。このスピードは、世界水準の2倍だ。

 中国・国家旅行局の予測では、2012年に中国人旅行客は7700万人で昨年比12%増加する見込み。中でも資産総額が1億元以上(約12億円)の高額消費者は、年平均で3.4回海外旅行するとされている。

 白書によると、最も人気のある国はフランスで、同国は中国人旅行者が最も消費する国でもある。それに続くのは、アメリカとオーストラリア。モルディブが昨年の5位から4位に上昇。逆に日本が5位と順位を下げた。

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