留学中の子供に探偵をつける中国富豪

 今や、およそ9割の中国富豪が、子供たちをアメリカやカナダなど海外へ留学させている中、離れて暮らす子供を心配する親の中には、密かにプライベート探偵を雇い、生活や勉強の様子などを調査させているという。

 信息時報によると、元警察官で、現在探偵の仕事をしている男性は、中国人留学生や移民は益々増えているが、それに伴い探偵の需要も多くなっているという。男性は警察時代、華人留学生が、脅しにあい、毎週5000元(約6万円)を強要された事例もあったと振り返る。探偵の良いところは、そうした事件を未然に防げるというところだ。

 こうした探偵の主な業務は、子供がまじめに勉強しているか調べる事はもちろんだが、他にも子供の結婚相手を調査したり、探したりすることを依頼される事もある。驚いた事に、こうした依頼は、中国富豪からだけでなく、ヨーロッパ人から受ける事もあるのだという。

 探偵の調査費用は、一時間ごとに70元〜100元前後(約840円〜1200円)。学生の調査は、不倫などの調査に比べて、決して簡単ではない。学生の生活は不規則で、行動範囲も広いからだ。調査の結果、留学生活に何らかの問題がある事が分かれば、すぐに両親に連絡する。ただし、探偵自身が問題解決に直接関わる事はないということだ。

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