自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）は4日、ポルシェと8月から経営統合することで合意したと発表した。これで親子関係が逆転することになるが、グループでの販売台数1000万台を目指す。
ＶＷによると、すでにポルシェ自動車部門の株式49.9％を取得しており、残り全株式を買い取る方向だという。買収金額は44億6000万ユーロになる見通し。
両者の関係者戦前にまでさかのぼるほど古いものであるが、ここ数年は主導権争いが展開されていた。
05年にポルシェ創業家は、ＶＷの株式を約30％まで買い増した。その後09年には50％以上まで取得するところまでいった。負債が増えて資金繰りに行き詰まったために、そのためポルシェの自動車部門の株式を、ＶＷとカタール投資庁に売却することになった。
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