金融庁、オリンパス問題であずさ、新日本に改善命令

 巨額の損失隠しを行っていたオリンパスの件で、金融庁は6日、担当監査法人の新日本、あずさの2監査法人に対して、業務改善命令を出した。

 オリンパスの損失隠しは90年代から国内外の会社を買収するなどして行われ、その当時の担当監査法人だったのがあずさ。

 疑問を抱かせるような特異な取引について、上級審査の対象事項となることを規定していなかった。また、引き継ぎに際しては、後任監査人に概括的な説明を行ったのみと、フォローが適切ではなかったとした。

 一方、引き継いだ新日本については、国内企業3社ののれんの減損処理などの聴取を行っていないなどの点を指摘された。

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