退職金長者に配当長者、役員報酬ランキング

裏ランキング1位は93億円


孫正義氏。右は上戸彩さん
 早くから何度も指摘されていることではあるが、本当のランキングは配当を見なければわからない。創業者であれば自社株の保有比率も高く、配当収入はかなりの金額に上る。

 年収93億円というとてつもない金額を会社から受け取るのが、ソフトバンクの孫正義社長だ。退任までの一生の収入をすべて東日本大震災関連の寄付に充てることにしているが、配当は別だ。今年から5円配当から35円増配し40円配当に。実に8倍になった計算だ。

 また、配当ならば税率も現行の制度では10%で、所得税の最高税率40%とは大きな差異がある。上場企業の社長では、文句なしに実質ナンバー1の高収入ではなかろうか。

 ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正社長も年間配当はファミリーの分も合わせて52億円。こちらもフォーブスなどで孫氏とともに顔を出す常連だ。

 任天堂創業家の山内溥氏は14億円。一時は100億円を超えた時期もあったが、配当収入というものは、最悪で無配に転落することもあり、良い面ばかりではないことを教えてもくれる。

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