米証券取引委員会(SEC)は11日委員会を開催し、米国内の証券取引所のすべての取引を、システムで監視、追跡を義務化すると決めた。
通常の売買取引だけでなく、注文のキャンセルや、オプション取引なども対象に入るという。現状は総括的に管理できる単一の監視追跡システムは存在しないものの、大幅に監視しやすくなり、SECのメアリー・シャピロ議長は「これまでにない監視能力をわれわれに与えてくれることになるだろう」としている。
SECは、インサイダー取引、違法な取引などをリアルタイムで探し出すことも可能になる、と期待している。