89年、日本のバブル崩壊言い当てたビッグス氏死去

 米著名投資家バートン・ビッグス氏が亡くなったことが17日わかった。79歳。

 AP通信によると、ビッグス氏はコネチカット州の自宅で14日に亡くなったという。古巣のモルガンスタンレーの幹部らも事実を発表したという。

 ビッグス氏は、モルガン・スタンレーで73年から2003年まで在籍し、ストラテジストとして活躍、第一人者としてその名を知られた。モルスタから独立後はヘッジファンド運用会社トラクシス・パートナーズを設立し、活躍した。

 ストラテジスト時代は、日本の80年代のバブル崩壊、また、米国のドットコムバブルの崩壊をいち早く予想し公言してきたことでも知られている。

 エール大卒業後は海兵隊に入るなどしたが、銀行幹部の父、年金基金で働く兄弟の存在などもあって金融業界に入った。

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