東京電力は18日、福島第一原発4号機建屋内にある使用済み核燃料プールに保管する、未使用の燃料2本を取り出す作業に入った。昨年3月の事故以降で、取り出しは今回が初めてとなる。
4号機は昨年の原発事故時は定期点検中で、燃料プールには燃料が未使用分も含めて1535本入っており、その動向については、世界中のメディアから注目を集めていた。
この試験的試みは、今後に控える本格的な取り出しに備えた重要な準備作業、また調査となる。東電は、来年いっぱいまでには燃料の取り出しを本格的にスタートさせる見通しを立てている。