橋下市長「手続きを公開し、電力会社社員の発言認めよ」

 エネルギー戦略の策定の意見聴取会で電力会社社員が出席して発言し、政府が電力会社の発言を認めない方針を決めたが、大阪市の橋下徹市長は18日、「手続きが適正であれば色々な意見を聞くべきだと思います。手続きを全部公開すればいいんじゃないですか」と述べた。

 この意見聴取会は、政府が将来のエネルギー政策を策定するにあたっての意見を聴取するために全国で開催。参加者は抽選で選ばれたとしているが、仙台では東北電力、名古屋では中部電力の社員がそれぞれ発言し、原発比率は少なくとも45%は必要などとしていた。

 ただ、橋下市長は、「意思決定の場ではない。意見聴取の場ですから、特定の意見を排除すると、偏った意見ばかり聴取することになる」とした。

 あくまでも「たまたま電力会社の社員だった」のなら、抽選のプロセスや結果をきっちりと公開すべきだとの考えを示した。

 発言を認めないというのでは、抽選の手続きに何らかの意図があったのではないかとの疑念を持たれかねない。

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