ライブドア株主代表訴訟、「認諾」で株主に2億7500万円

 株主がライブドアや堀江貴文氏に損害賠償を求めた株主代表訴訟の上告審が18日、最高裁第一小法廷で行われ、原告49人の請求を認める「認諾」という結果で終結した。49人に合計2億7500万円が支払われる。

 ライブドア株主被害弁護団が公式サイトで明らかにしたところによると、「最高裁判所の判断を待たずに請求の認諾に至ったのは、最高裁判所でもその主張が容れられる見込みがないと判断したことによるものと考えられ、この点でも一審原告らの全面的な勝利ということができる」とした。

 この件は6年に渡って司法の場で争われてきたもので、当時の取締役陣が、ライブドアの虚偽有価証券報告書を提出し、またライブドアマーケティングの偽計行使や風説の流布などで株価をつり上げたことで強制捜査で発覚し、上場廃止になり株主が損害を被ったことを被告が認めたもの、としている。

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