南山学園がデリバティブ損失160億円に

 南山大などを運営する学校法人「南山学園」(名古屋市)は、金融派生商品(デリバティブ)の取引によって追加で損失を出していたことを発表した。

 損失は2009~2011年度までの3年度で追加に約92億円を出して、先に出している損失を合わせて総額約160億円に上る。

 解約は3年度に分けたのは、一度に行えば運営資金にも支障が出てくるためで、時間をかけて処理を行った。処理にあたっては、有価証券の売却益や配当益などを充当しながら行い、教育・研究活動に支障はないという。

 現在はめどが立ったところだか、今後については外部の有識者で組織する委員会「資産運用問題総括委員会」を設置し対応を協議していくという。

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