福島第一4号機、核燃料2本を移送

 東京電力は19日、福島第一原発4号機建屋内の燃料プールから、燃料2体を取り出して敷地内の共用プールへ移送したと発表した。

 同社によると、18、19の両日作業は行われ、東電社員と協力会社100人が携わって行われた。内容については核物質防護のため明らかにしていない。また、作業員で最大の被ばく線量は0.62ミリシーベルトだった。

 燃料は長さ約4.5メートルで、重さ約300キロ。ビニールシートで包み、クレーンでプールの中から引き揚げたという。

 来年の年末までに本格的に取り出し作業に掛かる見通し。

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