米フィデリティが調査した2012年のミリオネアの意識調査で、全体の74%が資産は500万ドル(約3億9000万円)以上なければ豊かさを実感することができないと感じていることがわかった。将来への不安が顔をのぞかせる。
これは同社が資産100万ドル以上を保有する1520人を対象に行ったもので、全体の86%が自身で資産を築いた人で、全体に高齢で67歳以上29%、57~66歳42%、48~56歳20%、21~47歳が8%という年齢構成となっていた。
平均資産額は305万ドル(約2億4000万円)で、平均年齢は61歳。半数以上がすでにリタイアしているが、
全体の74%が500万ドルなければ、豊ではないと感じており、将来が不安なことを如実に現している。
将来見通しについては、ネガティブ35%、ニュートラル34%、ポジティブ34%とまんべんなく分布した。保有資産は、1米国株、2キャッシュ、3ETF、4米国債券、5ミューチュアルファンドとなっている。
すでに保有資産の運用、あとは年金などで余生を過ごすことになるが、今後のことを考えると、余裕資金は500万ドル以上が妥当なようだ。