米初の女性宇宙飛行士ライドさん死去、61歳

 米国初の女性宇宙飛行士サリー・ライドさん(Sally Ride)が23日、すい臓がんのため亡くなった。61歳だった。

 ライドさんは1983年6月18日、スペースシャトル・チャレンジャーに女性としては初めて搭乗。世界では3人目の女性宇宙飛行士となった。

 ライドさんの公式サイトによると、1951年5月26日、米カリフォルニア州に生まれ、幼少時代はテニスで奨学金を受けるなどテニス選手になるのが夢だったという。スタンフォード大で物理学を専攻し、たまたま目にしたスタンフォードの学生新聞の募集広告を見て、宇宙飛行士を目指すようになった。

 地上勤務、訓練などを経てチャレンジャーに搭乗した。訓練生の中では唯一の女性だった。また、乗組員の操作するロボットアームも開発している。また、翌年の84年にも宇宙飛行に飛び立った。

 87年にNASAを離れ、スタンフォード大、カリフォルニア大サンディエゴ校などで教鞭をとっていた。カリフォルニア州の名誉の殿堂、セオドア・ルーズベルト賞など多くの賞を受けている。


サリー・ライドさん(左下、公式サイトより)

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