プロを「ハムレット」にさせる160キロ高校生

 160キロか56本か? 東北の高校3年生が、百戦錬磨の大人たちを「ハムレット」の心境にさせている。

 全国高等学校野球選手権大会、岩手県大会準決勝戦で、高校生史上最速となる時速160キロをマークした花巻東の大谷翔平投手が26日、県大会の決勝のマウンドに立つ。

 160キロという剛速球以上に光るのが、高校通算本塁打56本という長打力だ。しかも左打者の上に、遠投120メートルの強肩、50メートル6秒4の俊足。むしろ、外野手としてこれほどの逸材は見当たらないくらいだ。

 「取材をするスカウトがみな、投手としてももちろん、打者としても大谷をひじょうに高く評価していた」(スポーツ紙記者)。ただ、プロに行く以上はどちらも両立というわけにはいかず、どちらかを選択させなければならない。

 しかし「投手ならダルビッシュ級、打者なら松井級」(同)という声が出るくらい贅沢な逸材であることは疑いようがない。

 今年の春のセンバツ時に、来日していたメジャー球団のスカウトもいたが、大谷選手を見るためだけに視察に来ていたほどだ。

 ダルビッシュ有投手、イチロー選手、松井秀喜選手を足したような、あり得ない逸材。気が早い話題だが、どちらの道を選ぶにしても、ワクワクしてしょうがない。

 プロ球団とすれば、どちらの道へ進ませるかどうか以前に、とにかく獲得しなければ話にならない。


大谷投手の素材はダルビッシュ級

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