東京電力は27日、福島第一原発~本店の社内間でやり取りされた会議などの映像記録を8月6日から報道陣向けに公開すると発表した。10日まで。これまでは「社内資料のため」「プライバシーのため」などという理由で要請を固辞していた。
内容としては、 菅直人首相(当時)が乗り込んで会議に出席し、勝俣恒久会長(当時)ら幹部を叱責した場面、さらには、原子炉への海水注入への意思決定プロセスなどが収録されている。
期間は、事故発生当日の3月11日から15日までの合計150時間。そのうち音声があるものは50時間で、残りは音声なしで映像のみだという。
幹部ではない一般社員の名前や顔が出る場面においては、音声、映像の処理が施されるという。

東電本店