福島原発の吉田前所長が緊急入院

 東京電力福島第一原発の前所長だった吉田昌郎氏が外出先で倒れ緊急入院したと、東電が30日発表した。

 同社によると、吉田氏は7月26日に外出先で具合が悪くなったために緊急入院し、脳出血と診断され、手術を行ったという。現在も入院しているという。回復時期は未定だというが、意識もあり、命に別条はないという。

 家族の意向もあり、治療に専念するという。入院先や詳しい症状などは家族の希望などもあり明らかにしない方針。

 吉田氏は昨年3月11日の事故時の福島第一原発所長で、同11月に入院。フライデーの直撃取材には「放射線の影響は直接ないんじゃないかなぁ」と語っている。

 また、8月11には復興をテーマに福島市で出版社主催のシンポジウムにビデオ出演することも決まっている。事故直後の心情を一般に向けて詳しく語るのは初めてということもあり、注目を集めている。


吉田昌郎氏(東電撮影)

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