枝野経産相が東電の映像公開に改善指示

 東京電力が福島第一原発事故直後の社内TV会議の映像を公開(8月6日~)する件で、資源エネルギー庁は30日、枝野幸男経産相による改善指示を発表した。

 枝野大臣から東電への指示内容は次の3点。
1 公開対象となってい映像について、求める者はすべての映像を閲覧することが十分可能なよう、公開期間を確保すること。

2 公開の対象となる映像、後悔に際しての具体的な手法(一度に視聴可能な人数など)について、報道関係者の意見も踏まえ、適切かつ柔軟に対応すること。

3 別途、証拠保全申請がなされていることにも鑑み、公開期間終了後も、東京電力において
録画映を処分しないこと。

 映像は全部で150時間分。そして東電本店で別途設けた部屋で、40台のパソコンが用意され、それを使って報道陣が視聴する。1社あたり記者1人のため、公開期間中で記者側がすべてを見ることが困難なため、不満が出ていた。

 まず、公開初日の6日、7日の希望申し込みは、あす31日午後5時が締め切りとなっている。

 相澤善吾副社長は「隠すつもりはありません。大臣からの指示もあるように、できるだけご覧いただけるようにしたいと思います。物理的な問題があるが、ともかく、明日、ご返事をさせていただきたい」と一旦、考えを保留した。ただ、大臣指示のため改善する方向で検討に入るという。

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