資産13億ドル(約1019億円)、学術界一の大富豪デビッド・チェリトン氏(61)が、投資の極意を「人類の生活に有益な改善をもたらすことにフォーカスすることだ」と語った。米誌フォーブスのインタビューに答えたもの。
チェリトン氏は、スタンフォード大コンピューターサイエンス学科教授。フォーブスによると推定資産は13億ドルで カナダで21位、世界で960位の大富豪となっている。
教授の学科からはシリコンバレーに数多くの逸材を送り込んでいるのだが、最も興味のある投資先はやはり「スタートアップ企業」だという。
最初はサンマイクロシステムズ、シスコシステムズなどに投資して、大きな利益を出したというが、10億ドル以上の資産を築く基になったのはグーグルだった。
98年に2人の学生に10万ドルの小切手を切ってやったという。この学生こそ、ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンの両氏。そう、グーグルの創業者コンビだ。
その10万ドルが現在では10億ドルを超えた。
投資の極意を「市場のきまぐれとは付き合わず、人類の生活に有益な改善をもたらすことにフォーカスすること、それが賢明な方法だ」としている。
デビッド・チェリトン教授