クレディ・スイスの半期ヘッジファンド投資家調査によると、157名の投資家のうち53%が第3四半期にリラティブ・バリュー戦略を採用したいとしている。
JPモルガン・チェースの巨額損失を出した一方で、ファンドが多額の利益を手にしたことが人気の背景にある。前回調査ではリラティブ・バリューの人気は5番目にすぎなかったとロイターは伝えている。
投資家は経済リスクへのエクスポージャーの少ない戦略を求めており、現行の高いボラティリティを抑え、変動性の少ない戦略が選好されたこともその理由である。
また、投資家の半数はグローバル・マクロファンドへのアロケーションを増やす計画である。総じて、回答者の8割以上が第3四半期にヘッジファンドへの投資を高めるとしており、63%が第2四半期に既にヘッジファンド投資を高めている。
一方、25%超の投資家が第3四半期に株式ロング・ショートファンドへのエクスポージャーを減らすとしている。