シャープ5000人の人員削減、無配転落

 シャープが2日発表した今年第1四半期決算で、売上高は前年同期比28.4%減の4586億円、純利益は1380億円の赤字となった。1株あたり利益は-125.78円。また、2013年度末までに社員約5000人を削減する計画も発表した。

 厳しい経営環境を受けて、シャープは固定費削減目標を1000億円と掲げた。内訳は、人件費400億円、減価償却費300億円、その他固定費300億円となる。中でも、連結社員を2013年度末までに約5000人を削減することになった。現在の社員数5万6756人から、51700人にする。

 国内外の液晶テレビが事業が想定以上に売れ行きが悪化しているために、工場の生産調整が足を引っ張った。さらに、市場での価格下落も収益悪化を招いている。また、第2四半期の累計純利益予想を-2100億円とした。

 さらには、2013年3月期の配当を10円から無配にすることも決定した。

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