福島県産のキュウリを北海道産と偽って販売したとして、大阪府は3日、東豊農産（大阪市福島区）が農産物の産地偽装をしたため、同社に対し8月3日付けで改善の指示を行った。
ＪＡＳ法「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律（昭和25年法律第175号）」の違反で、東豊物産は昨年6月20、21日、今年3月16日に、産地を偽装したキュウリを172パック販売するなどした。
大阪府は、現在販売している商品の点検や、再発防止対策の実施、役員や従業員に対する表示制度の遵守徹底などの指導を行った。
同社が販売した商品は、いずれも産地偽装等のものであり、消費者への健康に影響を及ぼすものではなかったという。
