米ソーシャルゲーム大手ジンガのジョン・シャパート最高執行責任者(COO)が退社したことが8日わかった。SNSフェースブック向けのゲームが不振を受けてのものだと見られる。
米証券取引委員会(SEC)に提出したファイルによると、マーク・ピンカス最高経営責任者(CEO)はシャパート氏に対して「彼はゲームの世界において多大なる貢献をしてくれましたしとても感謝しています。今後のさらなる成功を期待しています」としている。
また、同社のサイトから経営陣の中にシャパート氏の名前は消えている。
同社は、フェースブック向けのソーシャルゲームで業績を伸ばしてきたが、同SNS内でゲーム利用者が減少しており、また、第2四半期決算の数字が期待を下回るものであったことで、今後はスマートフォンなどモバイル向けへの開発に注力していくなど、事業の方向転換を迫られていた。