利回り5%「温泉権」販売会社を出資者が破産申し立て

 健康医学社の債権者37人が東京地裁に破産申し立てを行った、と東京商工リサーチが発表した。債権額は4億800万円。負債総額は70億円以上になるとも言われているが、詳細は不明。

 同社は、黒酢で人気を博した都内の健康食品販売会社であるが、98年ごろから1口100万円、200万円で温泉を利用できる温泉権や鉱泉権を販売していた。

 これは、年利5%などと高配当をうたいながら勧誘を繰り返していき、全国から700人から約70億円の出資金を集めていた。今年に入ってからは、被害者の会も発足していた。

 健康食品、器具、健康医学書の販売などを手掛け、年商はピーク時で15億円程度だったという。

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