ポールソン氏が金投資大幅増

 米大手ヘッジファンド運用会社ポールソン&カンパニーが、第2四半期に、金のETFであるSPDRゴールドトラストの保有比率を1730万株から約25%増加の2180万株に増やしていたことが、米証券取引委員会(SEC)に届け出たファイルで明らかになった。

 同社は、第2四半期にSPDRゴールド株の持ち分を452万6600株増やした上、ナヴァゴールド株、アライドネバダゴールド株などの鉱山株の持ち分も増加させていることも、SECへの提出資料で明らかになった。

 同社は創業者ジョン・ポールソン氏が2010年後半からインフレシナリオを描いて、金投資、不動産投資の方針を打ち出していた。ただ、SPDRの買い増しは、今回が初めてとなる。

 ポールソン氏はゴールドファンドも組成し運用しているが、昨年後半からインフレヘッジ手段としての魅力が薄れ、金先物価格が下落したこともあり、運用成績は振るわない。

 他には、ジョージ・ソロス氏も、金ETFの持ち分を増やしている。

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