7月のヘッジファンド運用成績はプラス1.10%

 ヘッジファンド調査会社ユーリカヘッジが発表した7月のユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスのリターンはプラス1.10%に回復した。

 同指数は8月13日までに報告された全体の47.06%に相当するファンドの平均を示すもので、過去4か月マイナスのリターンが続いた。年初来では2.57%プラスのリターンを維持した。因みに、MSCワールド・インデックスは前月比プラス1.05%であった。

 ユーリカヘッジによると、ほとんどの地域別、戦略別でも、コモディティと債券セクターの好調を背景に7月末までリターンはプラスとなった。

 しかし、純流出額は41.9億ドルで、ヘッジファンド業界の規模は1.74兆ドルとなった。また、ヘッジファンド減少率は2012年第2四半期に急上昇し、閉鎖数が新規設定の数を上回った。

 戦略別にみると、システマティック・トレーディングはプラス3%、CTAマネージドフューチャースはプラス3.08%。グローバル・マクロファンドへのアロケーションが増加し、7月までに年初来260億ドルを獲得した。

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