東京電力は22日、福島第一原発の休憩所で50歳代の作業員男性が心肺停止状態となり、いわき市内の病院に搬送されたと発表した。
同社によると、作業員は午前9時から作業を開始し、増設中のタンクの設置工事を行っていたという。一度目の休憩となった9時50分に体調不良を訴えたため休憩し、10時半ごろに、他の作業員が倒れて意識がない状態で発見したという。
医師が、心臓マッサージなどを行い、移送車で搬送し、途中で救急車に乗り換えて、いわき市内の磐城共立病院に搬送し、現在入院している。
この作業員は昨年8月から福島第一で働き始めた。元請け企業は日立GEニュークリアエナジーだという。昨年8月からの累積被ばく線量は25.24ミリシーベルトだという。