米シティグループのプライベートバンキング部門が、米著名ヘッジファンドマネージャー、ジョン・ポールソン氏の運用会社から、4億ドル(約315億円)の資金の解約を検討をしていることがWSJなどの報道でわかった。
関係筋が明かしたとして、シティは来年3月にも解約を行う見通しだという。資金額は4億ドル超だという。いくつかのヘッジファンドを注意対象とし、その中に、ポールソン&カンパニーのファンドが対象になったという。
シティは今後は他のファンドなどへの運用乗り換えを行うことになりそう。ポールソン&カンパニーは全ヘッジファンドの中でも最大級の規模を誇るが、昨年は50%超のマイナスに。また今年も、旗艦ファンドを中心にマイナスとなっている。
ポールソンの現在の運用資金は195億ドルにまで激減しているという。また、プラスで推移しているファンドもあるが、旗艦ファンドである「アドバンテージ+」は7月末までリターンは、マイナス18%だという。