ドイツ銀行は社員が以前の勤務先で得た株式ボーナスについて、没収できる新たな人事規則を設けた、と英フィナンシャルタイムズが報じた。すでに今年に入ってから、この新ルールが運用されているという。
報道によると、世界の銀行では初の人事制度で、新採用の社員で以前の勤務先で得た株式のボーナスの権利未行使分について、没収できるという。
また、FT紙は、今後、他の金融機関も追随する可能性もある、と給与コンサルタントのコメントを紹介している。
背景には、業界に不祥事が相次いでおり、当局や株主からの厳しい監視や、強いつきあげなどがあると見られる。
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