年商15億、15歳から経営者の高校生(2)

第2回 ~資本金は1万円、年商は15億~

 山本さんが「起業しよう」と決意したきっかけは、高校に進学して間もなく受けた「総合」の授業だった。その授業は、大手企業の第一線で働く人が教鞭を振るうというもの。毎回、様々なジャンルで活躍する人達が学校を訪れ、自分の仕事について語ってくれたのだという。

 その人たちを講師として招いていたのは、山本さんが通う高校教諭。

 「なんで、この先生はこんなにすごい人達と知り合いなんだろう? どうしたらこういう人脈を築けるような人になれるのだろう?」

 そう不思議に思い、同時に「僕もこういうすごい人達と知り合いになりたい! そして肩を並べてつきあえるような人になりたい!」という夢が生まれた。

 ちなみに両親ともに経営に携わる立場であり、祖父も経営者だった。その流れで、山本さんも自然と経営に興味を持つようになり、15歳のときに、ある会社の取締役になり、はじめて経営にも携わることになる。

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