東京都の石原慎太郎知事は31日の定例会見で、尖閣諸島の問題で野田佳彦首相と極秘裏に会談していたことを明らかにし、尖閣諸島に漁民のための港、もしくは船だまりを最低限作ることを要求した、と明かした。まだ、公式な返答はないという。
石原都知事によると、藤村官房長から会合の依頼があったというが、「会ってもしょうがない」として公邸で野田首相との会談のセッティングを依頼したという。
8月19日に会談し、「何も自衛隊を置けとはいわない。どうか石垣島の零細な漁民の利益のために船だまりを作ってほしい」と要請したという。
また、漁業無線では情報が届かないために電波の中継基地、さらには灯台、有人の気象観測所を作る話などをしたという。
だが、まだ返答はないといい「そんなこともできないのかね政府は」と話った。
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石原慎太郎都知事