勤務医の7割が医師不足感じる

 独立行政法人「労働政策研究・研修機構」は「勤務医の就労実態と意識に関する調査」の結果を発表し、7割が医師不足を感じていることがわかった。

 この調査は、現役勤務医を対象に有効回答が得られた3467人分について分析したもの。68.6%が医師不足を感じており、特に政令指定都市・東京23区よりも、それ以外で務めている医師の方が感じるとする割合は高かった。

 また、約半数が複数の勤務先で働いている現状も浮かびあがり、複数で働く理由は「収入を増やしたいから」が48.1%、「勤務先からの支持があるから」が36.5%、「専門科の病院から要請があったから」が33.4%となった。

 疲労を感じる理由として最も多かったが当直で61.6%、次いで長時間労働の50.6%、患者の理不尽な要求が49%となった。

 将来の働き方としては、「今の病院で働きたい」48.6%、次いで「別の病院」26.3%、「開業したい」が8.9%となった。

 開業理由は、「自らの理想の医療を追求したい」44.2%、「勤務医の収入は労働時間に比べ賃金水準が低いと感じるから」43.2%となった。

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