東電社内映像「3・16~4・11」年内公開へ

 東京電力は6日、福島第一原発事故の直後の社内TV映像について、昨年3月16日~4月11日までの映像(約650時間)も公開する、と発表した。開始時期については未定で、3カ月後くらいからという。

 8月には3月11~15日分を1カ月間、報道陣に公開した。その後の映像についても報道陣から公開を要望する声もあったために、公開することに踏み切った。

 3月16日以降の映像についても、前回同様に顔や個人名などが判明するシーンは、音声処理、映像処理を施すという。また、公開にあたっては数千万円の費用が掛かるということも明らかにした。

 該当する期間は、自衛隊の放水(3月17~19日)、高レベル汚染水への放水(4月3日~)などが含まれている。

 東電は作業しているために、公開時期は未定で、3カ月後になりそうだという。東京・内幸町の本店の視聴室内でのみ、報道陣を対象に公開することになる。録音・録画は認められていない。


福島第一原発4号機建屋(昨年3月22日、東電撮影)

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