東京都の石原慎太郎知事は7日の定例会見で、尖閣諸島の地権者との交渉について、栗原さんが、いま一つ何を考えているかわからないところがある」と述べ、難航していることを明らかにした。
今年4月から石原都知事が購入を宣言し、地権者の一族も東京都との交渉を最優先することを公言していた。ただし、国が20億円で話をまとめるとの報道が出ており、週明けにも閣議決定するとしている。
だが「政権は間もなく変わります。民主党が主体になった政府はできっこないし、少なくとも自民党はちゃんとやる意思がある。総裁選に尖閣をどうするのか、公開質問状を出しますよ」と話した。
14億円以上集まっている寄付金については、尖閣の整備などをするという条件であれば、渡すこともあり得る、としている。
都知事は、地権者とは近いうちに会合を持つ予定があるという。