映像作品やゲームなどの中で、暴力シーンなど残虐なシーンが内容に含まれているものが、往々にして問題にされることがある。現実への悪影響がどの程度あるのか、実際のところわからない。しかし、まったく別の見方がある。
@kouno0521さんがツイートする。
「北野武が記者に『暴力映画の影響で実際に暴力行為に出る人間も居ると思いますが、その点についてどう思われますか?』と聞かれた時に『じゃあ、何でおなみだ頂戴の良い話だらけなのに、一向に世の中は良くならねえんだよ』と聞き返したそうです」
北野武監督らしいと言えばそうだが、まったくその通り。ハッピーエンドの映画はこの世にあふれているにも関わらず、なぜみんなが幸せになることができないのか? それは、説明するまでもなく、映画と現実の世界は、全然違う世界だからだ。
いい加減、同列視はやめてはどうか。
北野武監督