米カジノリゾート大手ラスベガス・サンズの創業者シェルドン・アデルソン氏は、世界最大級となる数十億ドル規模のスペインのカジノリゾートの建設地をマドリードに決定したと発表した。
この「ユーロベガス」構想は、マドリード、バルセロナの2候補地に絞ることは今年に入ってから発表されていたが、このたびマドリードに一本化することにした。マドリードが税額控除などのいくつかの優遇策を打ち出したことも、選定にあたって有利に働いたと見られる。
予定される施設計画では、カジノ6、1万8000台のスロットマシン、ゴルフコース3コースなどが含まれるという。
ただ、プロジェクトにまつわる財政でスペイン国内の財政事情は深刻であり、サンズ側はプロジェクトの資金調達の枠を上限25％から35％への拡大を求めているという。
