9月10日に日本航空(JAL)の売り出し価格が仮条件の上限の3790円に決定し、19日に東証1部に再上場。売り出し価格で計算した時価総額は約6900億円となり、全日本空輸(ANA)を上回り世界の航空大手の中でも有数の水準となります。
政府の3500億円は6600億円に
そして政府(企業再生支援機構)が新たに3500億円の増資を引き受けて唯一の株主になり(その後126億円を京セラ、大和証券などが引き受け)、今回その政府分のみが売り出されます。政府の出資した3500億円は6600億円にもなります。
株式市場から調達される6600億円は、単純に金額だけで比較しても1988年のNTT、2010年の第一生命に次ぐ3番目の規模です。またフェイスブック(160億ドル・1兆2500億円)に次いで世界で今年2番目の規模となります。