債券投資はタンス預金に近づいている

 世界最大のヘッジファンド運用会社「ブリッジウォーターアソシエイツ」の創業者、レイモンド・ダリオ氏が超低金利の米国債などの債券投資について「ほぼタンス預金に近づいている」とした。

 ダリオ氏はCNBCで語ったもので、「いまの超低金利は、ほぼ銀行預金やタンス預金に近づいている。すぐに移し替えろというサインかもしれない」とした。

 昨年からリスク資産が、株や金から債券へ流れ、米国債10年物の金利が現在は1.75%と歴史的な低水準となっている。

 また、夏場から上昇に転じてきた金については「は長い歴史を通して通貨だった。今後も(通貨の)代替え手段の一つと成り得る。ただし、通貨よりも量が少ないこともあり、移動など交換の手段も限られてくるから、今の通貨のようにはいかないだろう。ヘッジ手段として持つ分にはいいだろうが」と、述べた。


レイモンド・ダリオ氏(公式サイトより)

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