尖閣諸島の領海内に中国当局の船6隻が14日未明、早朝にかけて侵犯してきた件で、東京都の石原慎太郎知事は定例会見で「まさに気が狂っているんじゃないか」と不快感をあらわにした。
「人の領土について資源があるとわかったら、突然俺たちのものだという。追っ払えばいい」とした。
また、過去、現在と中国国内で日本人の民間渡航者が事件に巻き込まれるなどしていることについても「まったく関係ない一般国民を人質に取るようなやり方は本当に卑劣だ」と批判した。
さらに「かつてはいろんな教養や文化を持ち、孔子や孟子のような価値体系を日本に教えるような先人がいたけど、今はまったく喪失し、中国共産党の教導の下にああいうことを起こして平然としている国家は信じられないし、軽蔑する」と厳しく続けた。