米共和党のミット・ロムニー候補は14日、中間所得者層のレベルを年収で「20~25万ドル」と答えた。日本円で1565万円~2000万円となるが、実際には米国内でも上位数%に相当する。
米ABCテレビのインタビューに答えたもので、増税、歳出削減、労働市場における雇用の促進などのテーマで話をしていた。
今後の政策についてロムニー氏は「中間所得層の税負担を減らしたい」と述べた。ここで司会者が「10万ドルが中間所得ですか?」と問うた時に、ロムニー氏は中間層取得者とは「いいえ、20万ドル~25万ドル以下です」と答えた。
米国では、一般的に3万~10万ドル以下が中間所得者層にあたるとされている。中間層の範囲はひじょうに幅が広く、また、人による解釈が別れるために、定義づけすることは難しい面がある。
ミット・ロムニー氏