「セイロガンと正露丸」訴訟、大幸薬品の訴え退ける

 「セイロガン」と「正露丸」が似ているのが不正競争防止法に違法するとして、販売差し止めなどを求め、大幸薬品が、キョクトウを相手取った訴訟の判決が大阪地裁で20日あり、同地裁は大幸の訴えを棄却した。大幸薬品は大阪高裁に即日控訴した。

 「セイロガン」は大幸薬品、「正露丸」がキョクトウ。キョクトウの「正露丸」のパッケージデザインで類似していることから、大幸が表示の変更を求めてきた。しかし、キョクトウは一部文言、表示色の変更に応じる姿勢を見せたが、要求どおりにはならなかったという。

 正露丸は大幸薬品の登録商標だが、これまで普通名称化したとの判決が出されているように、今回の大阪地裁の判断も類似品とは言えないというものだった。

 「ラッパのマーク」があるかないかなど、似ているが類似品ではないという結論となった。


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