スリーマイル原発2号機が緊急停止

 米ペンシルベニア州のスリーマイル島原子力発電所で、原子炉の冷却ポンプに問題が発生したために、自動的に緊急停止したと運営会社エクセロンが20日発表した。

 同社によると、20日午後2時20分ごろ、原子炉の1号機が自動停止。大量の蒸気が空中に出たものの、周辺環境や住民には何の影響もないという。その際には、大きな音もともなったという。

 異常を察知した際に自動的に原子炉がストップするシステムが作動した模様だ。同原発では8月にも緊急停止を起している。

 加圧水型のスリーマイル原発は1974年から開業し、852メガワットを出力、80万世帯に電力を供給している。1979年の事故では炉心溶融を起こした。


スリーマイル原発(セクセロン公式サイトより)

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