年利5％保証温泉権、健康医学社を集団提訴

　年利5％以上をうたった温泉の鉱泉の投資を募った健康医学社を相手取って原告団が計4億5000万円の損害賠償を求めた民事訴訟の第1回口頭弁論が21日、東京地裁で行われた。

　同社は元本を保証した上で、年利5％以上の配当をうたって一般投資家らから約70億円を集めたが、今年8月に東京地裁で破産手続きを申請された。今後は刑事事件も視野に入れて刑事告訴も行う方針だ。

　同社は健康食品の製造販売が事業の中心だったものの、近年では温泉の鉱泉の権利への出資を募っていた。配当金の支払いは滞っていたという。