史上最も稼いだ作家が初の成人向け小説

 「ハリー・ポッター」シリーズの原作者として知られる作家、J・K・ローリング氏が初の成人向け小説「ザ・カジュアル・ベイカンシー」(The Casual Vacancy)が27日発売された。

 ハリー・ポッターで1000億円以上の資産を築いたローリング氏。その前はシングルマザーとして、日本で言う生活保護受給者であることを公言しており、一本の児童小説で人生を変えるという稀有な女流作家である。また、史上最も稼いだ女流作家としても知られる。

 そのローリング氏が今度は、内容的には「18禁」な部分もある成人向け小説を執筆。前評判も賛否両論別れているものの、すでに100万冊の予約が来ているというほどだ。

 ローリング氏は「小さな共同体が舞台です。登場人物には思春期から60歳代までのすべての人がいます。私は町や村が中心となる19世紀の小説が大好きです。この小説は、それを現代で試みました。物書きは書きたいものを書く必要があります。また、さらには書く必要のあるものを書く必要があります。私にはこの本を書く必要があったのです」とコメントしている。


JKローリング氏(左から2人目)

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