東電病院の売却を発表

 東京電力は1日、経営合理化のために東京電力病院を売却すると発表した。原則として24年度中に競争入札を行い、翌25年度以降に売却する方向で、手続きを進めていく。

 東電病院は、福島第一、第二原発の作業員に対する医療支援を行うため、同病院の医師・看護師をJヴィレッジ等に派遣していたことなどから、総合特別事業計画において継続保有と整理していたが、厳しい経営環境などを踏まえて再検討した結果、売却することにした。

 同病院は東電社員とその家族のみしか診療していないものの、猪瀬直樹副知事が6月の定時株主総会で、資産価値は約120億円になると指摘していた。

<東京電力病院の概要>
所 在 地: 東京都新宿区信濃町9-2
診療科目: 内科、神経科、外科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科
病 床 数: 113床
敷地面積: 5069平方メートル
建物規模: SRC造 地上7階/地下2階
延床面積: 1万6180平方メートル
竣 工 年: 昭和54年


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