世界最大のヘッジファンドは、NYマンハッタンや、英ロンドンではなく、砂漠の真ん中ネバダ州にある。
それはスマートフォンiPhoneシリーズなどで知られる米アップルの資産管理会社で、ブレイバーンキャピタル(Braeburn Capital)。
過去にもその存在は、NYタイムズなどでクローズアップされたこともあるが、このたび米投資サイトのゼロヘッジが、取り上げている。資産は1170億ドル(約9兆1400億円)で、ブリッジウォーターアソシエイツの1000億ドルを上回る。
所在地はネバダ州リノの730サンドヒルロードとなっている。幹線道路が通っているが、周辺にはポツポツとしか建物は存在しない。資産で投資を行うことによって、税負担を軽くできるための措置だ。
ブレイバーンは当然、SEC(米証券取引委員会)などに登録はなく、謎の投資会社となる。また、代表者Gary Wipfler氏や、最高投資責任者Steve Johnson氏らもリンクトインで名前はヒットするものの、最終学歴程度の記述しかわからず、謎に包まれている。
表のアップル株は成長性と流動性の高さから、ヘッジファンドに好まれるが、ブレイバーンの存在を踏まえれば、表のアップル株は投資対象としてもとても魅力的だ。
ブレイバーンキャピタルが入るマンション
(グーグルマップより)