2005年~松澤体制で表面化?
今年の夏、4年生男児が、学校側の不適切な指導が理由で学校に登校することができなくなり、あえなく退学にいたる出来事があったのだという。また、続けざまに、中等部の男性教諭が女子高生の身体を触って条例違反で逮捕されるという事件も起きている。
2010年には現在の山北宣久院長が、ハニートラップに引っ掛かり、女性とラブホテル街を歩くシーンの動画がインターネット上に投稿されるなど、襟を正した跡はみじんも見られない。
荒廃した現場の雰囲気が伝わってくるが、2005年の松澤健理事長の就任以降、こうした事が表に出てくるようになった。大きな火種とされた初等部の入試改革などに乗り出そうと行動を起こした。
関係者によると、2010年の初等部長を決める選挙で異変が起きた。守旧派が野党の4倍以上の得票を得たというが、現実には松澤理事長が、その野党教諭を部長に抜擢したのだった。弊害が生じていると言われてきた入試や教員人事で改革を目論んだとされるが、その直後の理事会で、理事長は再任が否決されている。
その後の新部長は、教諭一同から解任動議が提出され、理事長から解任を言い渡されている。それも偶然かどうか、入試を目前にしたタイミングでの解任だっただけに衝撃を与えた。