大槌町漁業協が破産申請(岩手)

 岩手県の大槌町漁業協同組合が9日までに盛岡地裁に破産を申請したことが、東京商工リサーチの調べでわかった。負債は債権者約1000人に対し、総額約15億5000万円に上る。

 同組合はピークの昭和56年3月期には年商52億円となったが、近年は輸入品の増加や、設備投資などの影響から債務超過に陥っていた。

 そこに昨年3月の東日本大震災による津波被害や原発事故被害などで6億円以上の被害が出ており、それがとどめを刺した格好だ。旧組合は解散し、事業を新たに設立した組合に移し替える方針を示していた。

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