【ノーベル文学賞】村上春樹氏が今年は本命、オッズ2倍

 ノーベル文学賞の受賞者が11日に発表されるが、ブックメーカーのオッズ(現地8日現在)によると、日本の村上春樹氏が2倍で本命視されている。そして、対抗には中国の莫言(Mo Yan)氏が7~8倍で推されている。

 村上氏はずっと候補に挙がってきたが、順番待ち? のためになかなか出番が回ってこなかった。ただ、昨年は詩人が受賞したり、また欧州勢が長年続いているということもあり、そろそろ他の地域に、との思惑もあるのではないか、と見られている。

 一方の莫氏は代表作「赤い高梁」があり、農村と都市の格差をえぐり出す筆致が、中国を代表する作家へと導いた。中国初のノーベル文学賞へという意識があるのかどうか、一部中国メディアによれば、中国国内の書店から村上作品が消えた、という情報もある。

 世界で最も売れている作家との評価が受賞を阻んできたとも言われるが、今度こそ受賞なるか。

 ほかでは、米人気歌手ボブ・ディラン氏は10~11倍となっている。


村上春樹氏

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